台風14号、今夜にも九州に上陸か、韓国にも影響の可能性
(last modified Sun, 18 Sep 2022 06:04:04 GMT )
9月 18, 2022 15:04 Asia/Tokyo

大型で強い台風14号の接近により九州と西日本が強風域に、鹿児島本土が暴風域に入り、鹿児島・福岡・熊本・宮崎の4県では初めて、災害発生前に「災害救助法」が適用されました。

日本の報道各社によりますと、日本時間の18日日曜午前10時、大型で非常に強い台風14号は、屋久島の南南東約50キロを1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでおり、宮崎県の一部地域ではすでに24時間雨量が200ミリを超えています。

この台風は日本時間の18日夜にも九州に上陸し、このあとも雨雲がかかり続け、記録的な大雨となるおそれがあります。

このため、福岡、熊本、宮崎の3県は18日午前、県内の全市町村に災害救助法の適用を決定したほか、17日土曜には鹿児島県でも適用され、史上初の災害発生前の適用となりました。

気象庁は17日夜、鹿児島県に「特別警報」を発表して最大級の警戒を呼び掛け、「これまでに経験したことのないような暴風や高波、高潮のおそれがある」としました。

そして、19日月曜にかけて線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあるとして土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう注意喚起しています。

九州電力によりますと、日本時間18日午前9時現在、台風14号の影響で、鹿児島県と宮崎県のあわせて約2万5680軒で停電が発生しています。

さらにJR西日本は19日月曜の始発から終日、広島から博多間の山陽新幹線の運転を取り止める、計画運休を実施するほか、新大阪から広島間では、始発から列車の本数を減らして運転し、同日午後6時ごろから順次、運転を取り止めるとしています。

ほかにもJR東海は18日、台風14号の接近に伴い、東海道新幹線名古屋―新大阪の19日午後から最終列車までの運転を取りやめるほか、東京―名古屋でも運転本数を減らすことを明らかにしました。

なお、韓国ヨンハプ通信によりますと、台風14号は韓国にも影響を与えるとみられ、韓国気象庁は18日午前7時に全羅南道と済州島に強風注意報を発令するなどし、注意を呼び掛けています。

 


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