台風14号に最大限の警戒必要、伊勢湾台風並みか
9月 18, 2022 18:54 Asia/Tokyo
大型で強い台風14号の接近で、日本の気象庁は鹿児島県と宮崎県に「特別警報」を発表するなど、厳重な警戒を呼びかけています。
台風14号は、今から約63年前の1959年9月26日に東海地方を直撃した「伊勢湾台風」並みの勢力で鹿児島県や九州南部に接近・上陸する恐れがあります。
気象庁は、これまでに経験したことのないような暴風や高波、高潮のおそれがあるとして、最大級の警戒を呼び掛けています。
伊勢湾台風の死者は5098人にも上り、その後、災害対策基本法の制定や全国の堤防を整備する契機となるなど「日本の防災の出発点」になりました。
なお、岸田首相は台風14号の接近に関して、国民の安全安心の確保に万全を期すため先手で対応にあたるよう指示しました。
この台風の接近を受け、すでに九州・東海地区などを中心に新幹線や在来線などの計画運休、減便も決まっているほか、18日はJAL・ANAで計504便が欠航となっています。
加えて、台風の影響でNTTドコモとau、ソフトバンクの携帯電話が、鹿児島県と宮崎県の一部で、つながらない、もしくはつながりにくいなどの事態も報告されています。
西日本や東日本の広い範囲で、道路への気象リスクが高くなり、高速道路への影響が出る可能性があります。