台風14号;全国で1人が死亡、75人が負傷、東日本は今夜大荒れ
9月 19, 2022 14:52 Asia/Tokyo
大型で強い台風14号の影響で、これまでに日本全国で1人が死亡、75人が負傷しました。
日本の報道各社によりますと、19日月曜午前8時ごろ、宮崎県都城市高城町穂満坊で、農地に車が水につかったままで取り残されているのを消防団員が見つけ、車内から60代の男性1人が発見されたものの、現場で死亡が確認されました。
また現在までに、全国でこの台風による負傷者75人が確認されています。
さらに、日本時間の19日月曜午前8時現在、九州をはじめ四国や中国地方を中心に34万戸超が停電しています。
電力各社は、「垂れ下がった電線や折れた電柱などは危険なので絶対に触れないで欲しい」とし、また「家庭の引き込み線が断線して停電している場合もあるので最寄りの電力会社に連絡してほしい」と呼びかけています。
なお、台風14号は20日火曜にかけて本州を縦断すると見られ、多いところでは総雨量が500ミリを越えると予想されています。
また、九州や中国地方では最大瞬間風速が60mに達する可能性があり、突風による家屋倒壊などの被害も考えられるということです。
気象庁は、「大型の台風14号は19日月曜9時現在、まだ動きが遅く、1時間に15キロと自転車並みの速さで進んでいるので、西日本では暴風や大雨のピークが長引くおそれがある。東日本は、夜暗い時間にピークを迎えると思われるため、いずれも早めの対策を講じてほしい」として注意喚起しています。