東京・霞ヶ関で70代男性が焼身自殺図ったか、近くに安倍氏国葬反対文書
9月 21, 2022 14:49 Asia/Tokyo
東京霞が関で、安倍元首相の国葬に反対すると見られる男性が焼身自殺を図ってやけどを負い、病院で手当てを受けています。
日本の報道各社によりますと、日本時間の21日水曜午前6時50分ごろ、東京都千代田区の首相官邸近くの路上で、「男の人が火に包まれている」と目撃者から110番がありました。
現場は内閣府下交差点付近で、首相官邸などが建ち並ぶ官庁街です。
警視庁は今月27日に日本武道館で実施される国葬に向け、20日火曜から都内の警戒レベルを引き上げ警備を強化しており、辺りは一時騒然としました。
警察官が駆けつけたところ、70代の男性が全身に火傷を負っていて、現在、病院で手当てを受けているということです。
警視庁麴町署によりますと、男性は病院に搬送されたものの意識はあり、自称70代で、警察に対して「自分で油をかぶり火をつけた」と説明しているということです。
捜査関係者の話では、男性は現場で警察官に「国葬反対」などと話し、近くには安倍晋三元首相の国葬に反対する手書きの文書が落ちていたということです。
現在、この事件について警視庁が詳しい状況を捜査中です。
日本国内でも安倍元首相の国葬への反対派は決して少なくなく、これまでにオンラインの国葬反対署名運動で多くの署名が集まっているほか、複数の世論調査でも「費用がかかりすぎる」などを理由とした反対派の割合が高くなっています。
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