東電前に市民団体が集結、処理水の海洋放出に抗議
10月 06, 2022 18:58 Asia/Tokyo
日本の市民団体や活動家らが東京電力本社前に集まり、福島第1原子力発電所の放射性処理水の海洋放出計画の継続という政府の決定に抗議しました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、福島発電所の冷却システムの故障と3基の原子炉のメルトダウン、ならびに大量の放射線の放出を引き起こしています。
その結果、16万人以上の地域住民が放射能汚染区域とされる危険区域から避難しました。
その後、原子炉の炉心冷却に使用された水が漏出し、原子炉に浸透した地下水と混合するという事態が発生しています。
中国CCTVによりますと、日本の複数の活動家や市民団体などが福島原発からの処理水の海洋放出計画の継続という日本政府の決定に抗議し、プラカードや横断幕を掲げ、 2011年の福島原発事故の引責と、事故の犠牲者への補償金の支払いを求めました。
さらに、処理水の海洋放出計画を廃止するよう求めています。
今回の抗議デモへの参加者の1人は、「原子炉から漏れる有害物質のトリチウムは水に溶けやすく、水生動植物、ひいては人の健康に深刻な被害をもたらす」と述べています。
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