日米が離島防衛を想定した共同訓練を実施、ハイマースも投入

日本の陸上自衛隊と米海兵隊が、米海兵隊の高機動ロケット砲システム「ハイマース」投入のもと、共同訓練を行いました。

共同通信によりますと、共同訓練は報道関係者に公開され、北海道の矢臼別演習場で10日月曜に行われ、北海道に駐留する陸自と沖縄の米海兵隊の合計約190人が参加しています。

「離島防衛作戦」とされた今回の共同訓練は、離島に見立てた演習場から敵部隊を退ける場面を展開しており、10月1日から14日まで行われている日米共同訓練の一環です。

演習では、米海兵隊の高機動ロケット砲システム・ハイマースと、陸自の多連装ロケットシステム・MLRSの連携手順を確認したとともに、MLRSが約13キロ離れた標的に向け、ロケット弾計24発を発射したと指摘されています。

同通信によりますと、陸自と米海兵隊は、中国との緊張関係が高まる台湾情勢を念頭に抑止力や対処力の向上に取り組んでおり、両者は今後も共同訓練を重ね、作戦能力を引き上げる方針だということです。

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