安倍元首相の山口県民葬に2000人参列も、各地で抗議デモ
(last modified Sat, 15 Oct 2022 10:08:31 GMT )
10月 15, 2022 19:08 Asia/Tokyo
  • 安倍元首相の山口県民葬
    安倍元首相の山口県民葬

山口県下関市の山口県国際総合センター「海峡メッセ下関」で15日土曜、安倍晋三元首相の県民葬が行われました。

共同通信など、日本の報道各社によりますと、今回の県民葬は県や県議会、自民県連など7団体でつくる葬儀委員会と安倍家、後援会が主催しました。

県民葬は同日午後2時ごろ、安倍氏の遺骨が会場に入ってから始まりました。黙とう後、安倍氏の生前の姿を映像で流し、参列者が献花。喪主の妻昭恵さんが遺族代表としてあいさつし、葬儀委員長を務めた村岡嗣政知事が追悼の辞を述べています。

この県民葬には国会議員や県市町首長ら約2000人が参列し、県内7カ所にも献花台や中継会場が設置されたものの、市民団体が県内各地で抗議デモを展開し、賛否が分かれる中での実施となりました。

一方、県民葬に反対する市民団体は県内8カ所でデモを行い「弔意の強制」にあたると反対を訴えました。

この他、地元山口県の市民団体「市民連合@(アット)やまぐち」は去る2日、安倍晋三元首相の国葬と県民葬の開催に反対する声明を発表し、「弔意の強制につながり、憲法で保障された民主主義の根幹である内心や表現の自由などを脅かす」と非難しています。

 

 


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