駐日ロシア大使が来月にも離任へ 
(last modified Sat, 29 Oct 2022 05:49:35 GMT )
10月 29, 2022 14:49 Asia/Tokyo
  • ミハイル・ガルージン駐日大使
    ミハイル・ガルージン駐日大使

ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使(62)が、来月にも離任する見通しです。

ロシア・スプートニク通信が関係者の話として報じたところによりますと、「ミハイル・ガルージン駐日大使は、11月に駐在を離れる。後任者の来日の時期は調整中である」とされています。

ガルージン氏は1960年生まれ。名門・モスクワ大学のアジア・アフリカ諸国学部で日本語を学び、83年にソ連外務省に入省しました。

その後は第3アジア局長や駐インドネシア大使などを歴任し、2018年1月からプーチン・ロシア大統領の任命により駐日大使を務めています。

ガルージン氏はロシア外務省の歴代の日本専門家の中でも屈指の日本語能力で知られ、ソ連時代を含めて日本勤務は今回で4回目となっています。

日本語が堪能な知日派として対日外交に深く携わり、文化交流などに力を入れる一方、北方領土問題を含む平和条約交渉をめぐっては、まず日本が第2次世界大戦の結果、北方領土がロシア領になったことを認めるべきだと主張し続けてきました。

また、今年2月にロシアがウクライナで特殊軍事作戦を開始する直前、「ロシアには戦争をする意図も計画もない」などと主張し、軍事作戦開始以後は、プーチン政権の主張に沿って軍事作戦やウクライナ東部地域の編入を正当化する発言などを繰り返していました。

来月中旬には日本の政財界やメディア関係者を集めた離任パーティーが東京で予定されているということです。

 


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