日本の2023年度予算案は約114兆円、防衛費増額により過去最大
12月 19, 2022 17:15 Asia/Tokyo
日本政府が19日月曜、2023年度当初予算案の一般会計歳出の総額を114兆円程度とする方向で最終調整に入りました。
共同通信によりますと、予算案は今月23日に閣議決定される予定だということです。
今回の予算案では、高齢化に伴い社会保障費も膨らむとされており、2022年度の107兆5964億円からは6兆円以上増え、11年連続で過去最大を更新する見通しで、100兆円超えとなるのは5年連続となります。
日本政府は、2023年度から5年間の防衛費を約43兆円に増額するとしています。
その財源に充てる「防衛力強化資金」を2023年度中に設置するため、2022年度に比べて大幅に予算額が膨らんだ形となっています。防衛費は2022年度当初の約5兆4000億円から1.2倍以上に膨らみ、6兆8000億円程度と過去最大に上る見通しです。
共同通信は「歳出が膨張し、歳入の多くを借金に依存する予算の姿は変わらず、財政は一段と悪化する」と指摘しています。