史上最強寒波が日本列島に猛威、1人が死亡、2人が心肺停止
1月 28, 2023 18:48 Asia/Tokyo
今月24日から襲来している最強寒波の被害について、日本政府は、大雪の影響で1人が死亡し、新たに2人が心肺停止状態で発見されたと発表しました。
日本の報道各社によりますと、礒崎官房副長官は今月25日の記者会見で、「大雪により、大分県で1人が死亡し、新潟県で雪との関連を調べている死者が2人いるほか、岡山県で、新たに2人が心肺停止状態で発見された」と述べています。
10年に1度ともいわれる今回の大寒波により、日本列島は鹿児島県の一部や伊豆諸島などを除いて、ほぼ全国的に氷点下となり、東京都心や大阪、名古屋などの大都市圏でも氷点下を記録しました。
このため、各地で車や列車の立ち往生や事故が多発し、成田空港では滑走路の凍結により、着陸した貨物機が機材を運ぶ車と接触する事態が生じました。
気象庁によりますと、29日日曜朝にかけて、低気圧が発達しながら北海道付近を通過することが見込まれます。日中は、冬型の気圧配置はしだいに緩みますが、強い寒気が居座りそうだということです。
日本海側は、雪の降る所が多く、午前を中心に大雪となる所もあると見られ、 政府は、大雪や暴風が予想される地域の住民に対し、引き続き、最新の気象情報や交通情報に注意するよう呼びかけています。
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