米軍オスプレイが那覇軍港を離陸、沖縄県による飛行中止要請の中
(last modified Mon, 20 Mar 2023 12:00:20 GMT )
3月 20, 2023 21:00 Asia/Tokyo
  • 米軍オスプレイ
    米軍オスプレイ

沖縄県の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)に陸揚げされていた米海兵隊のMV22オスプレイが、同県の飛行中止要請の中、現地時間の20日月曜午後4時9分、離陸しました。

日本の複数のメディアによりますと、県が19日日曜に沖縄防衛局へ那覇軍港から飛行しないよう要請していた中、このオスプレイは普天間飛行場に向かったとみられます

県は軍港の主な使用目的が「5・15メモ」で「港湾施設および貯油所」とされていることや、那覇軍港は市街地に位置し、那覇空港にも近接していることから那覇軍港での航空機の離着陸は「県民に大きな不安を与える」としていました。

このオスプレイは今月18日に船で輸送されていました。県には事前の連絡がなかった一方、那覇市には対外公表しないことを条件に、沖縄防衛局から連絡がなされていました。

那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)に、米海兵隊のMV22オスプレイ1機が陸揚げされていることについて、沖縄県の玉城デニー知事は20日午前、登庁時に記者団の質問に答え、「基地担当部局から沖縄防衛局へ説明を昨日(19日)で求めている」と述べました。

また、対応の違いについて玉城知事は「なぜそういういきさつになったかについても含めて、確認をしている」と強調しました。

県によると、沖縄防衛局に対して19日午後、オスプレイの陸揚げの状況などについて確認がなされ、同機が那覇軍港から飛行しないよう口頭で要請されていました。

那覇軍港での航空機の運用に関しては、軍港使用の主な目的を「港湾施設および貯油所」としている「5・15メモ」があり、県はこれに反するとして、オスプレイが離着陸しないよう求めています。

 


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