4月 15, 2023 14:07 Asia/Tokyo

和歌山市の漁港で、岸田首相が演説しようとした直前に大きな爆発音が発生しましたが、首相は安全な場所に移動し無事でした。

日本の報道各社によりますと、現地時間の15日土曜午前11時半ごろ、和歌山市の雑賀崎漁港で、岸田文雄首相が衆院和歌山1区補選の応援演説会場を訪れた際、何者かが筒状の物を投げ込みました。

筒は間もなく爆発し、白い煙が上がりましたが、首相は避難して事なきを得ており、居合わせた人も逃げてけが人はいない模様です。

和歌山県警は、聴衆の中にいて取り押さえられた男性1人を威力業務妨害容疑で現行犯逮捕しました。

現場の目撃証言によりますと、岸田首相は会場近くで地元の海産物を試食した後、演説をするため200〜300人の前に移動しました。

首相が聴衆の前に出てきたところ、筒状のものが投げ込まれ、コンクリート製の床に転がり、その後、大きな爆発音とともに白い煙が上がりました。

周囲では「離れろ」「逃げろ」という声が飛び交ったということです。

岸田首相はこの日午前、自民党公認候補の応援演説に訪れていました。爆発物が投げ込まれたのは首相の演説直前で、演説は中止されました。岸田首相は会場を車で離れ、県警本部に移動し、その後、JR和歌山駅前での演説は、予定通り実施しました。

今回の事件について、岸田首相は「皆さんにご心配をおかけした。いま私たちの国にとって大切な選挙をしている。最後までやり通さなければならない」と述べました。

日本では、昨年7月8日にも安倍晋三元首相が、奈良市での選挙応援演説中に背後より撃たれ、1時間後に搬送先の病院で死亡する事件が発生しました。

この事件は、全世界のメディアで大きく報じられ、人々に衝撃を与えています。

 


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