宜野湾市長がPFAS不安の払拭方策を要請、岸田首相に
4月 25, 2023 19:24 Asia/Tokyo
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PFAS・有機フッ素化合物
宜野湾市の松川市長が岸田首相に対し、PFAS・有機フッ素化合物をめぐる市民の不安を払拭する方策の検討を要請しました。
PFASは、米軍や自衛隊が漏出させた泡消火剤に含まれていた物質の総称です。
NHKによりますと、アメリカ軍普天間基地の早期返還などを求めるため、東京を訪れている松川市長は25日火曜、岸田首相と面会し、アメリカ軍普天間基地の1日も早い返還の実現とともに、基地周辺でPFASが高濃度で検出していることについて、市民の不安を払拭する方策を検討するよう求めています。

さらに、普天間基地の返還を日米両政府が合意して27年が経過したものの、実現しておらず、過重な基地負担が解消していないと訴えました。その上で、1日も早い基地の閉鎖と返還の実現と共に跡地利用について、返還前の早い段階から国として十分な支援を行うよう求めました。
また、基地周辺でPFASが高濃度で検出されていることから、立ち入り調査の実現とともに市民の不安を払拭する方策を検討するよう求めました。
松川市長によりますと要請に対し、岸田首相は「課題が非常に多く、努力をしていきたい」と述べたということです。
松川市長は記者団に対し、「普天間基地に限らず、PFASの件は総理として受け止めて頂いている印象を持った。負担軽減の推進を担当する松野官房長官にもあす面会するのでしっかり要請したい」と述べました。
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