10月 17, 2023 20:56 Asia/Tokyo
  • 在沖米軍基地
    在沖米軍基地

去る5月、アメリカ海兵隊の当時19歳の上等兵が、沖縄県内の駐車場で当時70代の女性に暴行を加えてけがをさせたとして、傷害の罪で罰金の略式命令を受けていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

NHKが捜査関係者の話として報じたところによりますと、傷害の罪で罰金の略式命令を受けたのは、アメリカ海兵隊キャンプシュワブに所属していた当時19歳の上等兵です。

この上等兵は去る5月、沖縄県内の駐車場で当時70代の女性に暴行を加え頭などにけがをさせたとして傷害の罪に問われ、裁判所から罰金の略式命令を受けたとされています。

捜査関係者によりますと、上等兵は歩いていた女性の前を車で通り過ぎたあと停車し、車両を気にしているそぶりを見せていましたが、近くを通過しようとした女性を突然、押し倒し、手で口をふさぐなどの暴行を加え、この事件の直後に車に乗ってキャンプシュワブに入ったことが確認されたということです。

警察は車の目撃情報などから上等兵を特定して、去る7月に書類送検し、検察庁は傷害の罪で略式起訴しました。

沖縄県警察本部のまとめによりますと、2023年に入ってから去る8月末までにアメリカ軍関係者が刑法犯罪で検挙された件数は51件で、去年の同じ時期に比べて16件、率にして45%余り増加しています。

この問題について、松野官房長官は閣議後の記者会見で「個別事件における検察当局の事件処理について政府として所感を述べることは差し控える」とした上で「当局では具体の事実に即して法と証拠に基づき適切に捜査を行っているものと承知している」とコメントしました。

 


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