Pars Today

公明党の山口那津男代表が22日水曜、日本産水産物の輸入規制の解除などを目的に中国を訪問しました。

山口代表は、2019年8月以来となるこの2日間の訪中で、岸田首相から中国の習近平国家主席に宛てた親書も届ける予定だということです。

同代表は当初、今年8月に訪中する予定でしたが、福島第一原発からの処理水外洋放出と時期が重なり、中国側の反発を考慮し延期していました。

日本はこの外洋放出で、中国から激しい反発を受けていました。

山口代表は22日、中国最高指導部の一人である蔡奇共産党政治局常務委員と会談し、さらに共産党中央対外連絡部の劉建超部長との会談も調整しているということです。これらの会談では、日中平和友好条約の発効45周年の節目にあたり、先の首脳会談で確認した「戦略的互恵関係」の深化に向けた意見交換や、日本産水産物の輸入規制の解除を求める見通しだということです。

習国家主席と岸田首相は、先週アメリカ・サンフランシスコで開催されたAPECアジア太平洋経済協力会議の首脳会議で、福島第一原発からの処理水外洋放出について対話を通じて解決方法を見いだすことを確認したほか、「戦略的互恵関係」の推進を再確認し、首脳を含むさまざまなレベルで意思疎通を図る方針で一致していました。

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