11月 23, 2023 20:32 Asia/Tokyo
  • 米軍嘉手納基地
    米軍嘉手納基地

アメリカ軍嘉手納基地の周辺の自治体が、同基地の騒音被害に関してアメリカ空軍などに改めて抗議しました。

NHKによりますと、嘉手納基地周辺で深刻となっている騒音被害について、基地を抱えている沖縄市、嘉手納町、北谷町の3つの自治体で作る協議会・三連協は22日水曜、アメリカ空軍や沖縄防衛局などに抗議文書を郵送しました。

文書によりますと、去る8月に抗議した後も、北谷町砂辺では先月、騒音が2142回観測され、8月よりも1011回増えたと指摘しています。

また、住民からの苦情件数は嘉手納町で特に増えていて、8月に27件、9月に118件、10月に168件だったとしています。

そのうえで、アメリカ空軍や沖縄防衛局などに対し、「地域住民が航空機騒音の軽減を体感できる状況にないことは遺憾である」として、飛行経路や高度、時間帯などについて、影響が最小限となるよう取り組むことや、パイロットに対して騒音についての教育を徹底するよう求めました。

嘉手納基地では、老朽化したF15の退役に伴い、去年11月以降、F35やF15Cなどが暫定配備されていて、周辺での騒音被害が深刻となっています。

 


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