11月 28, 2023 16:37 Asia/Tokyo
  • 日本の岸田文雄首相と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記
    日本の岸田文雄首相と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記

岸田文雄首相が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との会談について「早期の首脳会談実現に向け働きかけを一層強めていく」と語りました。

岸田首相は去る5月の国民大集会で、キムジョンウン朝鮮労働党総書記との会談を早期に実現させるため、首相直轄のハイレベル協議を実施したい考えを表明していました。

2002年9月には、当時の小泉純一郎首相が北朝鮮・ピョンヤンを訪問し、キム・ジョンウン氏の父であるキム・ジョンイル氏との間で国交正常化を図るためピョンヤン壌宣言に署名しています。

岸田首相は26日日曜、北朝鮮による拉致被害者の家族らが開いた集会で、岸田総理大臣は「すべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現へ全力で果断に取り組む」と述べ、日朝首脳会談の早期実現に向けた働きかけをいっそう強めていくと強調しました。

岸田首相はまた、「一瞬たりともむだにせず、今こそ大胆に現状を変えていかなければならない。そのためには私自身、わが国自身が主体的に動き、トップどうしの関係を構築していくことが極めて重要だ」と強調しました。

なお、去る9月29日の朝日新聞の報道によりますと、複数の日朝関係筋は「北朝鮮による拉致問題の解決に向け、日本政府関係者が今年3月と5月の2回、東南アジアで北朝鮮の朝鮮労働党関係者と秘密接触していた」と証言しています。

 

 


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