12月 03, 2023 20:20 Asia/Tokyo
  • 「日本各地のキリスト教会や団体」らとコーヘン駐日大使の面会
    「日本各地のキリスト教会や団体」らとコーヘン駐日大使の面会

在日イスラエル大使館は3日、公式Xアカウントで、「日本各地のキリスト教会や団体」らとコーヘン駐日大使が面会したと発表しました。

「日本各地のキリスト教会や団体」らとコーヘン駐日大使の面会

 

同大使館はこの投稿で、「東京圏を中心に、遠くは宮城、静岡、兵庫など日本各地のキリスト教会や団体から、15名の牧師やリーダーの皆様が大使公邸にお越しになりました」と記し、大使を囲んで15名が懇談する様子の写真を掲載しました。

投稿では続けて、「長年にわたり日本のクリスチャン・コミュニティでイスラエルへの理解を促進されてきた方々です」「異なるバックグラウンドを持つ皆様との連携により、宗教間の対話が促進されることを喜ばしく思います」などと綴っています。

 

「日本各地のキリスト教会や団体」らとコーヘン駐日大使の面会

 

掲載された写真には、Rev. Kanekoと記されたネームプレートを前にして座っている男性がいます。この男性は日本維新の会の金子道仁参院議員です。金子議員は宗教法人グッド・サマリタン・チャーチの牧師を務めるクリスチャン議員です。自身のSNSでは現在イスラエルがガザで行っている戦争については言及していませんが、今回の会合に出席したことでイスラエル支持の姿勢を明確にしたと言えます。

写真にはほかにも、SNS上で強力なイスラエル擁護のプロパガンダ・デマを拡散する明石清正氏(カルバリーチャペル・ロゴス東京牧師)や中川健一氏(ハーベスト・タイム・ミニストリーズ牧師)の姿も確認できます。

 

「日本各地のキリスト教会や団体」らとコーヘン駐日大使の面会

 

両氏はそれぞれXやYouTubeで、礼拝や聖書購読などの内容を配信していますが、10月7日のハマスによる「アクサーの嵐」作戦以降は、シオニスト政権受け売りのデマやフェイクを拡散し、パレスチナ市民の虐殺を擁護しています。

両氏のような人物はクリスチャン・シオニストと呼ばれ、その思想はキリスト者全体を代表するものでは全くありません。

 

在日イスラエル大使館の公式Xアカウント

 

 

日本人シオニストによる活動をめぐっては、カルト団体・キリストの幕屋が再三にわたってイスラエル大使館と共同でデモを行なったり、エルサレム在住信者がイスラエル軍がガザ攻撃に使用する砲弾に祈りの文言を書いたりする映像がSNS上で拡散したことで、同団体に対する批判的世論は決定的なものになりました。

イスラエル大使館が日本人シオニストを集めた会合を開いたのは、先細る支持基盤を固める焦りの裏返しと言えるかもしれません。

 


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