May 20, 2024 14:29 Asia/Tokyo
  • UNHCR・国連難民高等弁務官事務所のイラン事務所所長を務めるラリニ・ヴィラサミ氏(右から2番目)
    UNHCR・国連難民高等弁務官事務所のイラン事務所所長を務めるラリニ・ヴィラサミ氏(右から2番目)

UNHCR・国連難民高等弁務官事務所のイラン事務所所長を務めるラリニ・ヴィラサミ氏は、イランが難民に提供しているサービスやケアは、その規模で世界にも類を見ないと語りました。

ヴィラサミ氏は、イラン南部シーラーズ州の外国人・難民担当課長を務めるベフラング・ゴルバーニー氏と会談し、「イランが難民に提供しているサービスやケアは、その規模で世界にも類を見ない。このことは何度も公式の場で言及されてきた」と語りました。

これに対し、ゴルバーニー氏も「イランに滞在している難民は、公衆衛生、医療、教育などイラン市民が利用している公共サービスを何の差異もなく利用できる」と述べました。

ゴルバーニー氏はまた、難民が自発的意志で永続的にもとの国に帰還できるようにするため、UNHCRの協力を求めました。

アフガニスタンやイラクなど、一部の西アジア諸国では長年続いた戦争や占領、情勢不安などにより、ここ40年で数百万人単位の難民がイランに避難しました。

また、イランは第二次世界大戦中にも、ポーランド難民7万4000人を含む10万人以上のヨーロッパ難民を受け入れた過去があります。

近年では、隣国のアゼルバイジャン共和国とアルメニアとの戦争による難民を受け入れた実績もあります。イラン国民は歴史を通じて常に難民を受け入れてきたのです。

 

 


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