12月 12, 2023 15:42 Asia/Tokyo

陸上自衛隊の隊員だった五ノ井里奈さんに無理やりわいせつな行為をしたとして、上司だった元隊員3人が強制わいせつの罪に問われた裁判で、福島地方裁判所は無罪を主張していた3人全員に執行猶予の付いた懲役2年の有罪判決を言い渡しました。

福島地方裁判所は12日、陸上自衛隊郡山駐屯地に勤務していた元自衛官の五ノ井里奈さんへ強制わいせつ罪に問われた、渋谷修太郎被告、関根亮斗被告、木目沢佑輔被告の3人に対し、懲役2年・執行猶予4年の刑を言い渡しました。

検察は3人にいずれも懲役2年を求刑していました。

3人は昨年1月に書類送検され、福島地検郡山支部から昨年5月、いずれも嫌疑不十分で不起訴処分とされました。しかし、五ノ井さんの審査申し立てを受けて郡山検察審査会は昨年9月、「不起訴不当」と議決し、福島地検は今年3月に強制わいせつ罪で起訴していました。

五ノ井さんは判決言い渡し前に、ロイター通信の取材に対し、 自身が受けたようハラスメント行為が犯罪だということをしっかり法廷で示してほしいとしながら、それが今後の日本にとっても大きな意味を持つだろうと、その心境を語っていました。

 


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