イラン・ペルセポリスが、対鹿島戦での観客のピッチ乱入に抗議
今月3日土曜、アジアチャンピオンズリーグの決勝第1戦での、鹿島アントラーズ対ペルセポリスの試合の途中、ひとりのジミー・ジャンプがピッチに入ったことを受け、イランのペルセポリスがこの問題に抗議し、アジアサッカー連盟に抗議文書を送付しました。
この公開書簡において、ペルセポリス側は、ある人物が同チームの選手の士気を失わせるために、イランの反体制派の旗を掲げてピッチに侵入したことを批判しています。
この抗議文書のコピーは、イランサッカー連盟、アジアサッカー連盟、在日イラン大使館、そして鹿島アントラーズにも送付されています。
この文書ではまた、この疑わしい政治的な行動に対し、ペルセポリスが厳重に抗議しています。
対戦の途中、ジミー・ジャンプは旗を手に持ち、ピッチに続く柵を通過しましたが、係員に止められることなく、最終的にフィールドに侵入し、保安員により連れ出されました。
しかし、重要な点は、この人物が、イランの王制を求める人々の旗を持っていたことで、これが計画的な行動だったということです。映像を見る限り、保安員がスタジアムの柵を開け、認証カードなどを持たないこの人物のピッチ侵入を許したという証拠になっています。また、柵の外にいた2人の保安員は、この人物の侵入に何の注意も払いませんでした。
FIFA国際サッカー連盟の規約によりますと、開催者、つまり鹿島側は対戦において政治的な緊張や衝突を防ぐことが義務付けられています。王制を求めるジミー・ジャンプの侵入は、ペルセポリスと鹿島アントラーズの試合の中で政治的な目的を伴うものとなり、また、ペルセポリス側のプレイヤーの集中力を乱すことになります。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj