日本政府が、児童虐待への対応を強化
4月 16, 2019 17:25 Asia/Tokyo
日本が、児童虐待や悪用などへの対応を強化、厳格化する法案を作成しています。
ロイター通信によりますと、日本では児童虐待や悪用といった事例が増加し、社会的に大きな懸念材料となっていることから、日本政府はこの問題に対処する方策の思案を迫られています。
これまで、日本では体罰は刑事上の犯罪とされていませんでしたが、日本国内で最近、体罰をめぐる重大な2つの事件が発生したことを受け、日本国民はこの問題へのより本格的な対処を求めており、現在児童虐待防止法の改正が国会で審議中です。
現時点では、体罰は50カ国以上で禁止されていますが、日本社会での親による体罰は教育や
しつけの一環として受容されています。
しかし、子どもが実の親により殺害されるという複数の事件の発生により、日本に対する国際的な批判が提起され、国連からも対日勧告がなされた形となっています。
警察の情報センターの統計では、昨年の日本における児童虐待の事例は一昨年比で20%増加し、過去最高を示しています。
専門家らの間では、国民の間に浸透している文化が変わらない限り、法律の改正や処罰の厳格化では事態をそれほど変化させることはできず。家庭内暴力という負のサイクルは世代から世代あるいは、現在の犠牲者から次世代へと連鎖していくと見られています。
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