日本で新型肺炎 ウイルス分離に成功、ワクチン開発への第一歩
-
日本で新型肺炎 ウイルス分離に成功
日本の国立感染症研究所が、同国内の感染者からの新型コロナウイルスの分離に成功しました。
日本メディアの報道によりますと、この成功により、次の段階として、迅速な診断を行うための検査キット、事前に接種しておくことで感染を防いだり、発症しにくくするワクチン、それに治療薬の開発が期待されています。
このうち、検査キットについては、現在、早くても6時間程度とされるウイルスへの感染の有無を確認する検査にかかる時間を大幅に短縮し、インフルエンザの迅速診断キットのように数分で結果を出すことが可能になるのではないかということです。
ただし、ワクチンについて同研究所は、通常の場合、その開発に「年単位の時間がかかる」としています。全く新しいウイルスである新型コロナウイルスは、インフルエンザと比較して最初の段階から開発を始める必要があり、これには時間がかかるとみられます。
しかし、治療薬の開発には、分離したウイルスが役に立ちます。分離・培養した新型コロナウイルスを感染させた細胞に、これまでに使われている薬や、化合物をかけて効果があるかどうか調べ、有効だと分かれば、実際に人に投与して安全性や有効性を確かめる臨床試験を行うことができるからです。
感染症の問題に詳しい長崎大学熱帯医学研究所の森田公一所長は、「国立感染症研究所が新型コロナウイルスの分離・培養に成功したことは、今後、治療薬やワクチンの開発を行う上で大きな一歩だ」としました。
新型コロナウイルスは、昨年末に中国南部湖北省武漢市の海産物市場で初めて検出され、現在同国30省に加え、世界の20カ国以上に感染が拡大しています。
中国国家衛生保健委員会は1日、最新の新型肺炎に関する情報を発表し、前日31日までに感染者が1万1791人を超え、死亡者が259人に達したことを明らかにしました。
コロナウイルスは、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスで、深刻な呼吸器疾患を引き起こすSARSや風邪のウイルスもこれに含まれます。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj