韓国が、IAEAに福島原発処理水放出の安全性検証を要請
2月 17, 2021 20:50 Asia/Tokyo
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東京電力福島第1原発の処理水
韓国が、IAEA国際原子力機関に対し、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出計画について透明性と安全性を検証するよう依頼しました。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、韓国外務省のチョン・ギヨン気候環境科学外交局長は16日火曜、IAEAのレンティッホ事務次長と東京電力福島第1原発の処理済み汚染水に関してテレビ会議形式で協議し、日本政府の海洋放出計画について透明性と安全性を検証するよう要請したということです。
韓国外務省はこれについて、「福島原発の汚染水問題がわが国を含む周辺国や国際社会の安全および環境に影響を及ぼす重大な事案であることから、日本政府の汚染水処分の全過程でIAEAが透明性の確保および安全性の検証などの問題について積極的な役割を果たすよう要請した」と説明しています。
これに対し、IAEA側は同問題の重要性をよく理解しているとし、国際機関として汚染水の処分と関連したすべての決定と措置が適切になされるよう努力を続ける、との方針を示しました。
韓国政府は今後も、日本政府および国際社会と緊密に連携を取り、国際社会が受容できる環境基準を日本政府が順守し、これを客観的に検証する過程に国際社会が参加できるよう外交的努力を続けていくことを計画しています。
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