3月 17, 2021 20:03 Asia/Tokyo
  • 成田空港の旧管制塔
    成田空港の旧管制塔

成田空港の建設に反対する運動の「成田闘争」で占拠されるなどして闘争の舞台となった旧管制塔が、老朽化によって撤去されることになり、17日から解体作業が始まりました。

NHKをはじめ日本のメディアが報じたところによりますと、成田空港の中心部にある高さ64メートルの旧管制塔では、1978年の開港以降、航空機の管制業務が行われてきました。1993年に現在の管制塔が建設された後は、駐機場の航空機を誘導する「ランプコントロール」などを担ってきましたが、建設から約半世紀が経ち老朽化したため、解体が決まっていました。

旧管制塔は開港直前、地元の成田市三里塚などの住民が成田空港の建設反発して、いわゆる「成田闘争」に発展した際、空港反対派によって占拠されるなど、成田空港の歴史を伝える象徴的な場所とされてきました。

解体工事は、旧管制塔をシートでカバーし、天井部分などの部材をクレーンで下ろす作業から始まり、ことし8月までかかる予定です。

 

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