岸田首相が米ニューヨークへ出発、国連総会参加のため

岸田文雄首相が２０日火曜午前、第77回国連総会参加のため米ニューヨークへ向けチャーター機で羽田空港を出発しました。

日本の報道各社によりますと、新型コロナウイルスの影響のため、日本の首相が対面形式で国連総会に参加するのは３年ぶりのことです。

今回の国連総会で、岸田首相は一般討論演説や各国首脳との会談を通じ、国連改革や核軍縮へ取り組み強化を呼び掛けることになっています。

岸田首相は出発に先立ち、首相官邸で記者団に「本年の国連総会のテーマは、歴史的分水嶺。国際秩序の根本が揺らぐ今、国連の機能強化など日本の考えを発信したい」と強調しました。

ニューヨークでは英国のトラス首相をはじめ、トルコ、フィリピン、パキスタンの首脳などのほか、イランのライースィー大統領との個別会談を予定しています。

一方で、日韓首脳会談の予定については「今現在、日程は何も決まっていない」と述べました。

岸田首相は当初、１９日月曜の出発を予定していましたが、各地で被害が発生している台風１４号に対応するため延期した形となっています。

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