鹿児島の聖火リレー、交通整理担当の6人がコロナに感染
May 02, 2021 19:19 Asia/Tokyo
東京五輪・パラリンピック組織委員会が1日、鹿児島県で先月27日に行われた聖火リレーで交通整理に当たっていた関係者6人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表しました。
NHKなど日本のメディアが伝えたところによりますと、この6人は奄美市と霧島市の職員で、先月27日と28日に鹿児島県で聖火リレーが行われた際、いずれもマスクを着用して交通整理の業務を担当していました。この業務に伴う不特定多数への感染はなかったとみられています。
朝日新聞によれば、奄美市では、市内の接待を伴う飲食店で9人が感染するクラスターが発生し、このうちの2人が今回の聖火リレーに関わっていたことが判明しました。感染した霧島市の職員3人は、市内の別々の場所で業務に従事しており、市民らとの濃厚接触などはないということです。
聖火リレーの関係者ではこれまで香川県で1人、愛媛県で1人の感染が確認されていましたが、1つの県で複数の関係者の感染が確認されたのは初めてです。
組織委員会は自治体などに対し、関係者に感染対策のガイドラインを順守するよう改めて呼びかけ、「引き続き感染拡大の抑止に努めるとともに、安全で安心な聖火リレーの実施に向けて必要な対策を講じていきます」としています。
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