東京都のワクチン接種対応会合で、会場不足などが指摘
May 11, 2021 19:05 Asia/Tokyo
東京都がワクチン接種対応で会合を開き、担い手や会場の不足が指摘されました。
NHKが報じたところによりますと、東京都は高齢者への新型コロナワクチン接種への対応で会議を開催しました。会議では、高齢者の接種用ワクチンの全国発送が今週からスタートするものの、担い手や会場の不足が指摘されました。
都によれば、参加した区市町村からは接種の担い手や会場の不足などが課題としてあげられ、財政的な支援を求める意見が出されたということです。このほかにも、ワクチンの具体的な到着時期を国が示すよう要望が上げられました。
政府統計では、高齢者の接種状況は、都内の高齢者約311万人に対し1回目終了が2万650人(9日現在で全体の0.7%)という到達率です。政府は7月末までに全高齢者に接種2回を行なうよう考えを示していますが、総務省の調査では3分の1の自治体が7月中の終了は困難と回答しています。完了できない理由として担い手不足やワクチンの供給の遅さ、人口の多さがあげられています。
東京都は診療所での個別接種の体制強化など支援策を検討するということです。
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