IOC会長、「東京五輪のため犠牲を払わなければならない」
May 24, 2021 19:04 Asia/Tokyo
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IOC国際オリンピック委員会のバッハ会長
日本で今夏開催予定の東京五輪をめぐり、IOC国際オリンピック委員会のバッハ会長が、「東京大会を実現するために、我々はいくつかの犠牲を払わなければならない」と述べていたことが分かりました。
朝日新聞が報じたところによりますと、この発言は、22日に開かれた国際ホッケー連盟のオンライン総会で挨拶した際のものだということです。同紙によれば、この発言が日本国内で報じられると「だれに犠牲を求めているのか」との反発の声がネット上で上がりました。
一方、会議に出席した関係者は、この「犠牲」という言葉について、出場者側もこれまでと違った形となりいろいろな制約があるが、それは我慢してやるべきという意味合いのものと受け止めたということです。
21日には、IOCのコーツ調整委員長が東京五輪を緊急事態宣言下でも開催するとの考えを明らかにしています。
バッハ氏は日本国外からの観客受け入れを断念した3月にも、日本側の意見を尊重するとした上で「誰かが犠牲をはらわないといけない」との声明を出していました。
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