医療顧問、「東京五輪はコロナ阻止のあり方を明示」
8月 08, 2021 17:20 Asia/Tokyo
東京五輪開催に伴う新型コロナウイルス予防策をIOC国際オリンピック委員会などに助言する医療顧問が、今回の大会は新型コロナの感染拡大をいかに食い止められるかを世界に明示したと評価する考えを示しました。
CNNによりますと、英イングランドの公衆衛生庁の元幹部で、IOCや東京五輪の大会組織委員会、さらに新型コロナ対策を助言する独立的な専門家パネルの委員長を務めている、 同顧問のブライアン・マクロスキー博士は7日土曜、東京での会見で、大会を安全に運営させる大会組織委員会らの努力は「大成功を収めた」と考えていると主張しています。
また、「パンデミック(感染症の世界的流行)を遠ざけることは可能であることを示した」とし、東京から世界の他国へ伝えられる非常に重要な教訓であると述べました。
その上で、「過去2週間で得られたデータは他の組織や政府も共有でき、東京で起きたことを学べる」と語っています。
東京五輪はパンデミックの最中に開かれた大規模なスポーツ行事としては概ね順調に進んできましたが、東京での感染規模は悪化しており、新規の感染者数などが最多に達する状況ともなっていることから、医者らは医療態勢が崩壊する危機も警告しています。
また、「感染者の増加は五輪に根差すとは判断していないとした大会組織委や小池都知事、菅首相を含む政治指導者らの見解に対しても、医療専門家や公衆衛生の専門家は異論うぃ唱えており、五輪後に感染者が相応に増えることへの懸念を示しています。
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