総裁選の4候補が若手らと会合、党改革などの持論を披露 
(last modified Tue, 21 Sep 2021 09:23:41 GMT )
9月 21, 2021 18:23 Asia/Tokyo
  • 自民党総裁選に立候補している4候補
    自民党総裁選に立候補している4候補

自民党総裁選に立候補している4候補が、党改革などについて持論を披露しました。

ロイター通信が21日火曜、東京から報じたところによりますと、これらの4人の候補者らは同日党の中堅・若手約90人が参加する派閥横断組織「党風一新の会」(代表世話人、福田達夫衆院議員)の会合で党改革などについて持論を披露しました。

各種の調査で次期総裁候補として最も人気の高かった河野太郎行革担当相は、人事の要の幹事長の条件について、「官房長官はいろいろな役所に関わる政府の仕組みを理解している人が良い」と指摘し、幹事長については、「党を改革するならば、はっちゃけた人でも良いのでは」としたうえで、「地域の県連や党員にしっかり向きあい、自民党に対する声を吸い上げるフットワークの軽さ、また記者会見を行う広報の顔になれる人が良い」と述べています。

岸田文雄・前政調会長は、「官房長官には国民やマスコミとのコミュニケーション能力や、様々な省庁について横断的・全体的に考えることができる能力、聞く力が大事」、「首相との相性も大事」とした上で、幹事長については「400人近い国会議員を束ねることができる人柄や胆力などが求められる」と語りました。

また高市早苗・前総務相は、官房長官について「総裁は党運営に目配りの時間がなくなるので、代わりにしっかりと目配りをし、人材が足りないのであれば外部から人材を入れるなどの判断ができる人」と説明し、幹事長は「税金も入っている大切な党のお金についてクリーンな人」としました。

そして、野田聖子幹事長代行は、具体的な要件は挙げず、「官房長官や幹事長は首相のパートナーであって部下ではない。チームを支えて行く人であれば、その思いだけで十分」とし、「挙党体制を作れる人」と述べています。

なお、共同通信社が今月17、18日に行った電話調査によりますと、総裁選の投票資格があると答えた党員・党友の回答では、48.6%が河野氏を新総裁にふさわしいとしています。

 

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