山際経済再生相、先端技術開発の基金創設へ
10月 17, 2021 18:47 Asia/Tokyo
山際大志郎経済再生相が、バイオ、ロボットなどの先端技術開発のための基金を創設する意向を明らかにしました。
ロイター通信が17日日曜、東京から報じたところによりますと、山際再生相は同日、フジテレビの番組に出演し、AI・人工知能や量子分野、バイオ、ロボットなどの先端技術開発のための基金を創設する意向を示すとともに、 研究開発がビジネスに繋げられるような環境整備に予算を割くことになると語りました。
また、半導体に関して「相当長期な戦略を練っている」とも述べ、半導体受託生産で世界最大手のTSMC台湾積体電路製造 が日本での工場建設を発表したことを受け、既に政府が様々な支援の手段を検討していることを明らかにしています。
さらに、TSMC工場誘致の背景について、「日本は半導体製造装置や半導体製造のインフラにおいて今だに世界一だが、古いものになってしまっているため、磨きをかける必要があるが、そこで当然終わりではない」と述べました。
続けて、「次世代の最先端の半導体を研究開発して、わが国できちんと製造できるような状況まで持っていかないと、安全保障上の問題で、サプライチェーンがどこかで途切れるリスクが大きくなってくる」とし、今後は米国と取り組んでいく見通しだとしています。
最後に、これらを踏まえた上で山際再生相は「科学技術基盤を核にして、産業構造をどんどん変えていくということをやらなければ、日本の経済が成長路線に乗っていくということはない」との認識を示しました。
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