九州新幹線の車内で放火未遂か、容疑者は「京王線事件のまね」
11月 08, 2021 15:11 Asia/Tokyo
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九州新幹線
熊本県内を走っていた九州新幹線の車内で、放火未遂事件が発生し、容疑者の男が逮捕されました。
NHKによりますと、8日月曜午前9時前、JR熊本駅と新八代駅の間を走っていた九州新幹線下り、「さくら401号」の3号車内で、69歳の乗客が床に液体をまいたうえでライターで紙に火をつけ床に置きました。
車両はその後、新八代駅まで移動し、火をつけた乗客は駆けつけた警察官に放火未遂の疑いでその場で逮捕されました。
逮捕されたのは、福岡市博多区の職業不詳 三宅潔容疑者(69)で、調べに対し容疑を認め「先月、東京の京王線の車内で乗客が火をつけた事件をまねしようと思った」などと供述しているということで、警察が詳しい状況を捜査中です。
JR九州の発表では、車内で非常ベルが鳴らされ車両は緊急停車しましたが、火は燃え広がらずすぐに消え、この事件によるけが人はおらず、新幹線は遅れなどの影響が出ているということです。
この新幹線の4号車に乗っていたという男性は「『火事だ』と言いながらみんなが後ろの車両に逃げていきました。避難後は、みんなが落ち着いてそれぞれ連絡を取ったりしていました」とコメントしていました。
また、8号車に乗っていたという女性は「こんなことが現実にあるんだなとびっくりしました。最近、似たような事件があったので怖かったです。3号車から移動してきた人は走ってきて動揺していました」と語っています。
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