岸田氏が第101代日本首相に選出、第2次内閣発足へ
岸田文雄氏が、本日10日午後の衆参両院の本会議で第101代総理大臣に選出され、同日中に第2次岸田内閣が発足する見通しです。
NHKが10日水曜、報じたところによりますと、先の衆議院選挙を受けた第206特別国会が、同日召集され、このあと午後1時から、衆議院本会議が開かれます。
これに先立って、政府は午前9時すぎから総理大臣官邸で繰り下げ閣議を開き、岸田内閣は総辞職しました。
衆議院本会議では、はじめに新しい衆議院議長に自民党の細田博之 元幹事長が、新しい副議長に立憲民主党の海江田万里 元経済産業大臣がそれぞれ選出され、特別国会の会期を、12日までの3日間とすることが議決される見通しです。
そして、総理大臣指名選挙が行われ、岸田総理大臣が、与党側の過半数の票を得て総理大臣に指名されるほか、参議院でも、午後3時前からの本会議で総理大臣指名選挙が行われ、岸田総理大臣が指名されて、第101代の総理大臣に選出される運びです。
これを受けて、岸田首相は総理大臣官邸で公明党の山口代表と会談したうえで組閣本部を設置し、直ちに組閣人事を行う予定です。
岸田総理大臣は、自民党幹事長に茂木前外務大臣を起用したことから、新たな外務大臣に岸田派の林芳正 元文部科学大臣をあて、このほかの閣僚は、内閣の発足から1か月余りしかたっていないことを踏まえ、再任することにしています。そして、皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、10日中にも第2次岸田内閣が発足します。
松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で「10月8日に岸田総理大臣が新たな経済対策の策定を指示し、新しい資本主義実現会議を新設し、岸田内閣の政策を推進していく体制を整えた。外交面では就任直後から、アメリカのバイデン大統領や各国の首脳と電話会談を行い、緊密に協力していくことを確認した。短い期間ではあったが、スピード感を持って政策の推進に努めてきたところだ」とし、「岸田内閣の基本的な姿勢は、新型コロナへの不安、経済再生への期待、厳しさを増す国際情勢への危機感といった、国民の声に応えるための政策をスピード感を持って断行していくということに尽きる」とコメントしました。
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