玉城デニー知事が前日から一転、宮古島の弾薬搬入を「容認していない」
(last modified Mon, 15 Nov 2021 10:09:09 GMT )
11月 15, 2021 19:09 Asia/Tokyo
  • 玉城デニー知事
    玉城デニー知事

陸上自衛隊の宮古島への弾薬搬入に関し、沖縄県の玉城デニー知事が一転して「容認していない」との立場を示しました。

沖縄の地元紙・沖縄タイムズによりますと、同知事は「自衛隊は宮古島市と協議し、事前に情報を共有して搬入準備を進めたと承知している」とした14日日曜のコメントから立場を一転させ、15日月曜午前、県庁にて記者団に対し「容認という前提ではない。スケジュール、配備計画ありきで進めているというのは遺憾だ」と強調しています。

また、抗議する市民を県警が強制排除したことには「公権力に排除される住民の方々のことを思うと胸が痛むのは、県民誰でもそうだと思う」と指摘し、「国は国防の政策だからと言って強引にやるべきではない。そこは重視してもらわないと、我々も認めるわけにはいかない」とコメントしました。

陸上自衛隊は14日午前、平良港を通じて宮古島市城辺保良の陸自「保良訓練場」へ地対空・地対艦ミサイルとみられる弾薬を搬入しました。

これに対し同港と同訓練場前では、陸自配備に反対する市民らが弾薬搬入阻止の抗議活動を繰り広げ、「弾薬搬入NO!」のプラカードを手に自衛隊員や県警とにらみ合い「弾薬は持って帰れ」「県警は弾薬庫ではなく住民を守れ」と詰め寄りました。

しかし、同日午前10時50分ごろには県警が抗議の座り込みをしていた市民らに「道路交通法違反に該当する」と警告し、強制排除しました。

防衛省は今月1日、弾薬搬入のため同港の係留施設の使用を求める「入港前手続様式」を市に再提出し、また市も法令上や申請書類に不備がないことを確認し、座喜味一幸市長が今月5日、使用許可の判断を同省に通知していました。

 

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