沖縄県知事が、キャンプハンセンからの外出禁止を要請へ
12月 20, 2021 21:06 Asia/Tokyo
米軍キャンプハンセンで新型コロナウイルスの大規模なクラスターが発生し、日本人の基地従業員などへのオミクロン株の感染が確認される中、沖縄県の玉城知事が同キャンプに勤務するすべての軍人・軍属の基地からの外出禁止を要請する意向です。
NHKによりますと、沖縄県の玉城知事は20日月曜午後、緊急の記者会見を開き、21日火曜にも日米両政府に対し、キャンプハンセンに勤務するすべての軍人・軍属について基地からの外出禁止を要請する考えを示しました。
また、アメリカ海兵隊基地、キャンプハンセンに勤務する日本人従業員1人が新たにオミクロン株に感染したことを明らかにしており、基地内で変異株が分かる体制を早急に構築することなどを求める要請を行う考えを示しています。
さらに、「オミクロン株の感染が基地従業員や周辺住民をはじめ県内へ拡大するというようなことになれば、県民の心身を脅かし、今までの懸命の努力を水泡に帰すような事態を招くことになる。絶対に看過できない」と、強い口調で述べました。
今回の感染例確認により、沖縄県内でオミクロン株への感染が確認されたのは4人となりました。
また、大規模クラスターが発生しているキャンプハンセンでは最近、アメリカ本国から派遣された海兵隊員180人あまりの感染が確認されていることが明らかになっています。
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