埼玉・ふじみ野で住宅が全焼し、８０代夫婦と見られる2人が死亡

埼玉県ふじみ野市で住宅が全焼し、焼け跡から８０代の夫婦と思われる2人の遺体が見つかりました。

NHKによりますと、日本時間の2日日曜午前2時すぎ、埼玉県ふじみ野市水宮の冨田嘉次郎さん（85）の住宅から火が出ていると、近所の人から消防に通報がありました。

現場は、東武東上線のふじみ野駅から北東に2キロほど離れた住宅街です。

消防車など12台が消火活動にあたり火はおよそ6時間後に消し止められましたが、警察と消防によりますと木造2階建ての冨田さんの住宅が全焼したほか、隣接する複数の住宅が焼けました。

この火事で冨田さんの住宅の焼け跡から2人の遺体が見つかったほか、50歳の長女がのどにやけどを負い、病院で手当てを受けています。

火災発生後この家に住む冨田さん夫婦と連絡がとれなくなっているということで、警察は、身元の確認を進めるとともに火事の原因を調べています。

埼玉県内ではここ数日、火事が相次いでおり、1日土曜は川越市で2人が亡くなり、先月31日さいたま市で1人が亡くなっています。

埼玉県危機管理防災部消防課は、年末年始は火気を扱う機会が増え、空気も乾燥するため火災が起きやすいとして、外出時や寝る前に火の元の確認をするよう呼びかけています。

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