1月 19, 2022 21:07 Asia/Tokyo
  • 福島第1原子力発電所の処理済み汚染水
    福島第1原子力発電所の処理済み汚染水

韓国政府が、東京電力が昨年12月に福島第1原子力発電所の処理済み汚染水を海洋放出するための実施計画の審査を原子力規制委員会に申請したことを巡り、日本側と初の実務ブリーフィングを同日開催したことを明らかにしました。

韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、このブリーフィングは19日水曜、テレビ会議形式で開かれ、韓国側からは国務調整室、外務省、原子力安全委員会、科学技術情報通信部、海洋水産部など関係官庁の課長級が出席した。日本側は外務省、資源エネルギー庁、東京電力の関係者などが参加したということです。

このブリーフィングでは、東電が原子力規制委員会に提出した計画の内容に関して韓国側が質問し、日本側が回答しました。

韓国政府は韓国原子力安全技術院の検討内容に基づき、技術的な疑問点を指摘し、このような問題をさらに検討するための資料を日本側に要求しています。 

韓国政府はこの日の協議について、「日本が十分な協議なしに海洋放出推進のための手続きを強行していることに重ねて憂慮を表明した」とし、「汚染水の処分計画全般に対し、両国間で十分かつ実質的な議論を行う必要性を強調した」と説明しました。

また「今後も福島原発の汚染水問題に対し国民の健康と安全を最優先にして対応する」と強調しています。

 

 


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