トンガ派遣の自衛隊員複数名がコロナ感染、支援物資の輸送できず
1月 25, 2022 22:06 Asia/Tokyo
海底火山の大規模噴火で被害を受けたトンガを支援するために派遣された自衛隊員3人が、新たに新型コロナウイルスに感染していることが明らかになりました。
NHKが25日火曜、報じたところによりますと、派遣部隊の感染者は4人となり、防衛省の報告では、この影響でオーストラリアからトンガへの支援物資の輸送ができない状態になっているということです。
トンガを支援するため、防衛省は、航空自衛隊のC130輸送機2機を、活動拠点を置くオーストラリアに派遣し、今月22日、初めてトンガに飲料水を届け、支援活動を本格化させています。
ところが今月24日に隊員1人の感染が確認されたほか、25日になって新たに20代から40代合わせ合わせて3人がのどの痛みなどの症状を訴え、抗原検査の結果、コロナ陽性反応が出たことがわかりました。
またこの4人に加え、濃厚接触した疑いのある36人の隊員を隔離する必要があることから、輸送機によるオーストラリアからトンガへの支援物資の輸送ができない状態になっているということです。
防衛省は、代わりとなる隊員を新たにオーストラリアの活動拠点に派遣することを含め、対応策を検討していて、感染防止策を徹底し、任務を再開する予定だとしています。
なお、トンガの支援活動をめぐって防衛省は、C130輸送機のほか、輸送艦「おおすみ」を25日現地に向けて出発させていて、火山灰を取り除くための高圧洗浄機や飲料水を届ける予定です。
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