マツダ 米の新工場で10年ぶりに現地生産開始 SUVの販売強化へ
1月 27, 2022 14:24 Asia/Tokyo
自動車メーカーのマツダが、10年ぶりにアメリカの新工場での生産を開始しました。
NHKが27日木曜、報じたところによりますと、マツダはアメリカ南部アラバマ州にトヨタ自動車と共同で建設した工場で、今月18日から北米向けのSUV・多目的スポーツ車「CXー50」の生産を始めました。
マツダは、2012年にリーマンショックの影響を受けて稼働が低下したことからアメリカでの生産から撤退していて、現地生産に乗り出すのは10年ぶりのことです。
この工場の生産能力は年間15万台で、これによって世界の生産能力は186万台から201万台に引き上げられます。
マツダにとってアメリカ市場は世界の販売台数の20%ほどを占める重要市場で、需要が伸びているSUVを現地生産することで販売を伸ばしたいとしています。
また、トヨタから提供を受けるハイブリッドシステムを搭載した車を、今後投入していく計画です。
これについて、マツダの向井武司専務は「10年ぶりの現地生産で身の引き締まる思いだ。地元の取引先の一部にも一緒に進出してもらっていることに加えて、現地の販売を強化することで、日本国内の取引先にも波及効果をもたらしていきたい」と語りました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
タグ