映画海賊版サイトに誘導 逮捕された運営者「収入得たかった」
2月 02, 2022 16:04 Asia/Tokyo
人気映画の海賊版が掲載されたインターネットのサイトに利用者を誘導する「リーチサイト」の運営を理由に逮捕された運営者が、「好きな映画で収入を得たかった」などと供述していることが分かりました。
NHKが2日水曜、報じたところによりますと、人気映画の海賊版が掲載されたインターネットのサイトに利用者を誘導する「リーチサイト」を運営したとして1日、群馬県警察本部に逮捕された運営者が調べに対して「好きな映画で収入を得たかった」などと供述していることが警察への取材で分かりました。
今回逮捕されたのは、大阪・堺市の曲※敏弘容疑者(50)です。
同容疑者は、運営している「無料映画倶楽部」というリーチサイトを通じて映画の海賊版が掲載されたインターネットサイトに利用者を誘導し去年8月、大手映画会社の「東宝」と「東映」の著作権を侵害した著作権法違反の疑いで逮捕され、2日、検察庁に送られました。
警察によりますと、調べに対し「好きな映画で収入を得たかった」などと容疑を認めているということです。
このサイトからは国内外の多数の映画やドラマの海賊版にアクセスできるようになっていましたが、警察によりますと、このうち東宝が配給した映画「天気の子」の海賊版にはこのリーチサイトを通じておよそ2万回のアクセスがあったとみられるということです。
リーチサイトは利用者が閲覧すると広告が標示され、運営者に広告収入が入る仕組みになっているということで、警察は押収したパソコンを解析するなどして被害の実態などを詳しく調べています。
※敏の左側はノーに「母」