日本メディア、「ウクライナ沖で、日本企業所有の貨物船がミサイル被弾」
日本のメディアが、ウクライナ沖の黒海で、日本企業が所有する貨物船がミサイル攻撃により被弾したとしました。
日本のメディア・テレビ朝日や共同通信が、ウクライナ当局の発表として報じたところによりますと、ウクライナ沖の黒海で25日金曜、日本企業が所有するパナマ船籍の貨物船「ナムラ・クイーン」がロシアのミサイル攻撃を受けたということです。
ミサイルは同船舶の船尾に命中し、船内で火災が発生したということです。
また、毎日新聞によりますと、愛媛県今治市にある「ナムラ・クイーン」の船主のグループ会社は26日土曜、フィリピン人の男性船員1人が軽傷を負ったことを明らかにしました。
この船員は被弾の衝撃で肩を打ったとみられています。
被弾した船は自力航行できる状態で、被害状況を調べるためトルコに向かったということです。
「ナムラ・クイーン」は、穀物を積み込むためウクライナ南部オデッサにある港に向かう途中だったとされています。
さらに黒海では25日、「ナムラ・クイーン」の他にも貨物船1隻がロシアのミサイル攻撃を受け、損傷したと報じられています。
なお、ロシアのプーチン大統領は25日、ウクライナのゼレンスキー大統領から停戦協議の打診を受けており、交渉団を送る用意があると表明しています。
ロシアのプーチン大統領は24日未明、ウクライナ東部ドンバス地域を守るための特別軍事作戦の開始を命令しました。
また、予想される流血の責任はウクライナ政府側にあると警告しています。
ウクライナでのロシアによる軍事作戦が開始されている中、ロシア国防省は、今回のウクライナでの軍事作戦では、軍事用の空港や軍事インフラが標的とされ、都市地域は空爆されない、と発表しています。