神奈川・三浦海岸に、全長約2.5mのマンボウが打ち上げられる
2月 26, 2022 20:45 Asia/Tokyo
神奈川県三浦市の海岸で、全長およそ2.5メートルの大きなマンボウが打ち上げられているのが見つかりました。
NHKによりますと、神奈川県三浦市にある三浦海岸の砂浜で、日本時間の25日金曜午前7時ごろ、近くに住む人がこのマンボウが打ち上げられているのを発見しました。
横須賀市にある博物館の学芸員が調べたところ、全長はおよそ2.5メートルで、頭やひれの形から「ウシマンボウ」の成体とみられ、すでに死んでいたということです。「ウシマンボウ」は大きいものでは3メートルを超えることもあり、ふだんは外洋に生息しているため、湾内で打ち上げられるのは珍しいということです。
また、横須賀市の観音崎自然博物館の山田和彦学芸部長は「40年間、三浦半島の海を見ているが『ウシマンボウ』と見られる魚が岸に打ち上げられたのは私が知る限りはじめてだ。ここ5年ほど黒潮が蛇行して東京湾に流れ込みやすくなっていてマンボウは泳ぎが下手な魚なので、流れに乗って湾内に入ってきた可能性がある」と語りました。
なお、三浦海岸を管理する神奈川県は、このマンボウを砂浜に埋めることにしています。