長野・諏訪大社の御柱祭が開幕、感染対策で初めてトレーラーを使用
4月 02, 2022 15:44 Asia/Tokyo
長野県諏訪地方で、7年目ごとに開かれる諏訪大社の御柱祭が始まりました。
日本の報道各社によりますと、諏訪大社の御柱祭は上社の「山出し」を皮切りに2日土曜から始まりました。
今年は山から里へ御柱を引き出すこの「山出し」が新型コロナの感染防止のため、異例の措置として初めてトレーラーを使って行われたほか、氏子が御柱にまたがって急斜面を豪快に滑り降りる「木落し」は中止されました。
諏訪大社の御柱祭は、数えで7年に1度、山のモミの木を切り出し、境内の御柱を建て替える勇壮な祭りで、これまで1200年以上にわたり続いています。
茅野市と原村の境にある山出しの出発地点には、氏子や作業員たちが集まり木遣り歌を歌って始まりを祝いました。
御柱は、大きいものから2本ずつ通常とは別のルートで運ばれ、午後には8本すべてが里に到着する見通しです。
コロナ対策がしかれる中、多くの観衆がマスク姿でその様子を見守りました。
最も大きい本宮一の御柱を担当する地区の矢島正恒大総代は「コロナ禍で山出しの参加人数を制限しましたが、すべての思いを御柱にかけて安全に運搬されることを見守りたいです」とコメントしました。
なお、下社の8本の御柱の「山出し」は隣の下諏訪町にて、今月8日と9日に行われます。