岸田首相、内閣発足後半年を振り返り「難しい決断の連続」
4月 04, 2022 14:33 Asia/Tokyo
岸田首相が内閣の発足から半年を機に、「難しい判断と決断の連続だった」と振り返ったうえで、コロナ対策とウクライナ情勢をめぐる対応、それに経済再生などの課題に引き続き緊張感と危機感を持って取り組む考えを示しました。
日本の報道各社および、首相官邸の発表によりますと、岸田首相は4日月曜、内閣発足直後に衆議院を解散したことや新型コロナ対策の全体像を取りまとめたことなどに触れ「年明けからはオミクロン株との闘いの中で用意したコロナ対策の全体像に基づいて医療提供体制やワクチン、検査、治療薬、こうした体制をフル稼働させることに腐心した」と述べました。
そのうえで「オミクロン株の特性が当初なかなかはっきりしない中でのたたかいで、特に心がけたのが感染症対策と経済社会をどう動かしていくかのバランスだった」としています。
また、ロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦をめぐり「力による一方的な現状変更はヨーロッパのみならずアジアを含めて世界全体で許してはならず、毅然とと対応しなければならないということで国際社会と連携してきた」と説明しました。
さらに「原油や原材料、食料などの価格が国際的に高騰する状況を受けて国内対策にも取り組んできた。さらなる対策の検討を指示したところであり、今月中には物価高騰対策をしっかり用意したい」と語っています。
そして最後に「新型コロナ対策やウクライナ問題、そして国内の経済再生への動きなど課題は山積している。緊張感と危機感を持って引き続き取り組んでいきたい」と結んでいます。
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