米兵が記者に銃口、沖縄知事が不快感あらわ
4月 05, 2022 18:13 Asia/Tokyo
在沖米陸軍が那覇港湾施設(那覇軍港)での訓練時、撮影中の琉球新報社の写真記者に兵士1人が銃口を向けた事件について、玉城デニー知事が不快感を示し、批判しました。
沖縄の地元紙・沖縄タイムスによりますと、玉城デニー知事は4日月曜、県庁にて記者団に対し「たとえ訓練で弾倉が入っていなくても(銃口を)向けるということは県民を敵視していることになる」と問題視する姿勢を示しています。
また「正直言って、けしからん。絶対にあってはならない」と批判し、不快感を示ししました。
一方、米側はこの報道に対し、沖縄防衛局を通じてこれを否定し、「武器は記者を指していない」とするとともに、問題の銃には弾薬が入っていなかったとも説明しています。
先月31日、沖縄の地元紙・琉球新報社の記者が、那覇軍港のフェンス沿いに置いた脚立から、軍港内の倉庫前で米軍が実施していた訓練を撮影していた際に、倉庫から出てきた米兵1人から銃口を向けられました。
この兵士は、民間地側に銃を構えた状態で数秒間、記者の方を向いて静止したということです。