昭和天皇をヒトラーと並べた投稿に批判
(last modified Mon, 25 Apr 2022 10:17:50 GMT )
4月 25, 2022 19:17 Asia/Tokyo
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    昭和天皇をヒトラーと並べた投稿に批判

ウクライナ政府が昭和天皇を、独裁者ヒトラーやファシズム指導者ムソリーニと並べた動画をツイッターに投稿し、日本政府の抗議を受けていたことが明らかになりました。

日本の報道各社によりますと、ウクライナ政府が昭和天皇を、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラー、イタリアのファシズム指導者ムソリーニと同列に扱った動画をツイッターに投稿し、日本政府の抗議を受けて問題の部分を削除していたことが25日月曜、明らかになりました。

問題の動画は、今月1日にウクライナ公式ツイッターに投稿されたもので「ruscism(ラシズム:21世紀ロシアの統治体制の政治イデオロギー、社会的慣行)と戦う」というコメントとともに投稿され、ヒトラー、ムッソリーニ、昭和天皇の写真とともに「ファシズムとナチズムは1945年に打倒された」という文章が添えられていました。

この問題について、磯崎官房副長官は25日午前の記者会見で、ウクライナ政府がナチス・ドイツの独裁者ヒトラーやイタリアのファシズム指導者ムッソリーニとともに昭和天皇の顔写真を並べた動画をネット上に配信したことについて、「ヒトラーとムソリーニと昭和天皇を同列に扱うことは全く不適切であり、極めて遺憾」と語っています。

磯崎官房副長官は在日ウクライナ大使館などに対し「写真が不適切で、直ちに削除するよう申し入れた」と説明。ウクライナ政府側から謝罪があったことを明らかにしました。

なお、現在は動画は削除され、ヒトラーとムソリーニのみ掲載された修正版が投稿されています。

 


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