東京・浅草「三社祭」;3年ぶりに名物の「みこし担ぎ出し」が実施
(last modified Sun, 22 May 2022 07:38:53 GMT )
May 22, 2022 16:38 Asia/Tokyo
  • 東京・浅草「三社祭」
    東京・浅草「三社祭」

東京の初夏の風物詩、浅草の「三社祭」で、新型コロナウイルスの影響により中止となっていた名物のみこしの担ぎ出しが3年ぶりに実施されました。

日本の報道各社によりますと、東京・台東区にある浅草神社の例大祭、「三社祭」は22日日曜、最終日を迎え、神社に奉納されている3基の「本社神輿」を担ぎ出す「宮出し」が行われました。

祭りの最大の見せ場と言われる「宮出し」が行われるのは、新型コロナの影響で3年ぶりで、氏子たちがみこしを一斉に担ぐと、笛や太鼓の音とともに威勢のよい掛け声が響きました。

新型コロナウイルスの影響により、20年は「密」を避けるためトラックの荷台に載せての巡行となり、21年には緊急事態宣言の期間中で巡行自体が中止されました。

しかし、今年は密にならないように担ぎ手を約100人に絞り、台車に載せて町内を練り歩いた形となっています。

さらに感染対策のため、みこしの担ぎ手には3回目のワクチン接種か、今月19日以降のPCR検査での陰性確認が求められたほか「宮出し」では境内への関係者以外の立ち入りが禁止されました。

このあとみこしは通常よりも少ない人数で巡行できるよう、タイヤが取り付けられた曳台に載せられて浅草の町を巡り、待ち構えていた人たちを喜ばせていました。

威勢の良い掛け声で、下町は久しぶりの熱気に包まれ、周辺には何重もの人垣ができ、手拍子が湧き起こっていました。

近くの土産店を経営する女性(51)は「囃子(はやし)の音を聞くと、足取りも軽くなる。感動しました」と喜びをあらわにしていました。

 


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