83歳堀江謙一さんが、世界最高齢ヨット単独無寄港太平洋横断を達成
6月 04, 2022 14:50 Asia/Tokyo
世界最高齢でヨットによる単独無寄港の太平洋横断に挑戦していた海洋冒険家、堀江謙一さん(83)が4日未明、紀伊水道のゴールに到着しました。
日本の報道各社によりますと、堀江さんは、今年3月末に米カリフォルニア州サンフランシスコを出発して航海を続けていましたが、日本時間4日土曜午前2時39分に、和歌山県の紀伊日ノ御埼灯台と徳島県の伊島灯台の間に設定した紀伊水道のゴールラインを通過しました。
兵庫県芦屋市在住の堀江謙一さんは、60年前に世界で初めてヨットで日本からアメリカ・サンフランシスコへの単独の太平洋横断に成功し、83歳になった今年、当時とは逆のルートで世界最高齢でヨットによる単独無寄港の太平洋横断に挑戦していました。
4日午前7時半すぎにNHKがヘリコプターから撮影した映像では、堀江さんのヨットが兵庫県西宮市のヨットハーバーに向かってえい航される様子が見られ、中にいる堀江さんの後ろ姿も確認されています。
堀江さんを支援してきた事務局によりますと、えい航船と合流した際、堀江さんは笑顔で手を振って応じたということで、2か月余り、69日間で航海した距離はおよそ8500キロに及び、これまでの記録を10歳以上更新して、世界最高齢での単独無寄港の太平洋横断を達成したことになります。
堀江さんはゴール後、電話取材に対し「大過なく無事に帰って来ることができ、大変うれしく思っている。皆さんの応援を頂きありがたい。(帰宅したら)ゆっくりお風呂にでも入りたい」とはっきりとした口調でコメントしました。
堀江さんは停泊地の西宮市のヨットハーバーで5日、検疫や入国手続きを終えてから会見を行う予定です。
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