東京と札幌で、五輪招致に反対する抗議活動が実施
6月 14, 2022 14:47 Asia/Tokyo
東京都心および札幌にて12日日曜、2030年冬季オリンピック開催に向けた日本の招致活動に反対する抗議行動が実施されました。
IOC国際オリンピック委員会は、2023年5月にインド西部ムンバイで開催される総会において、2030年の開催地を決定する見込みです。
2030年冬季五輪の開催には、札幌のほか米ソルトレイクシティ、カナダ・バンクーバーが立候補しています。
この他にも、札幌と同様に過去に冬季オリンピックを開催した米ソルトレイクシティやカナダのバンクーバー、他の都市と共催で招致を進めているスペインのバルセロナなどが立候補しています。
AP通信によりますと、札幌での今回のデモには、SNSなどでの呼びかけに応じ約100人が参加し、「札幌五輪不招致推進デモ」と称して開かれました。
参加者らは「五輪いらない」「生活優先」などとコールしながら、道庁や市役所の前を通り、歓楽街ススキノのニッカウヰスキー看板前まで行進しています。
また東京でも約50人が「オリンピック反対」の横断幕を掲げ、通行人に主張を伝えました。
なお、昨年の東京夏季オリンピック公式発表の開催経費は136億ドルで、これは当初の見積もりの2倍にも膨らんだことは注目すべきものです。
さらに、日本在住の評論家らによりますと、IOCはコスト増にもかかわらず東京オリンピックを開催し、チケット販売では地元主催者に10億ドル近くの損失を与えたため、日本に対し膨大な負債があるとされています。
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